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よしかわ便り

鮭の放流会2012

2012年3月3日(土)昨年に引き続き、吉川小学校の「子どもの体験活動実行委員会」主催による、第2回『鮭の放流会』が行われましたので取材して来ました。

朝9時。この日、吉川小学校は晴天
朝9時。この日、吉川小学校は晴天
子どもたちがぞくぞく集まってきます
子どもたちがぞくぞく集まってきます
手にしたペットボトルの容器に水を入れます
手にしたペットボトルの容器に水を入れます
その中に鮭の稚魚を3匹づつ入れてもらってます
その中に鮭の稚魚を3匹づつ入れてもらってます
まだメダカより少し大きいくらい
まだメダカより少し大きいくらい
女の子たち、密談中
女の子たち、密談中
近くに住む、田口さんがこのイベントの発案・企画をしています。
子どもたちの前でご挨拶。
「昨年放流した稚魚たちは今頃、太平洋を泳いでいることでしょう。
鮭の受精卵は、岩手県の山田町というところから送ってもらいました。
山田町は昨年の震災で大きな被害が出ました。大勢の方が亡くなりました。でも、頑張って今年も受精卵を送ってくれました。皆さん、山田町というところを地図で調べてみて下さい。」
さぁ、中川に向かって出発!
さぁ、中川に向かって出発!
吉川小学校の先生方やPTAの役員さんたちが見守ってくれています
吉川小学校の先生方やPTAの役員さんたちが見守ってくれています
土手を降りるときは吉川小の飼育委員の皆さんが補助します
土手を降りるときは吉川小の飼育委員の皆さんが補助します
橋の下で放流します
橋の下で放流します
今年は吉川側の岸部から放流。川岸へ降りやすいように、階段の整備や草刈をしておいてくださったそうです
今年は吉川側の岸部から放流。川岸へ降りやすいように、階段の整備や草刈をしておいてくださったそうです
鮭はとても敏感な弱い生き物です。水面からそーっと流し込みます
鮭はとても敏感な弱い生き物です。水面からそーっと流し込みます
放流された鮭の稚魚たちを見送るように「また、帰っておいでよ」
放流された鮭の稚魚たちを見送るように「また、帰っておいでよ」
水面の鮭の稚魚たちは、勝手に流れていかないで、仲間を待ってある程度の集団になってから流れていくそうです。本当に待っているんです
水面の鮭の稚魚たちは、勝手に流れていかないで、仲間を待ってある程度の集団になってから流れていくそうです。本当に待っているんです
「僕たちが大きくなって帰って来られるように川をきれいにしておいてね」
「僕たちが大きくなって帰って来られるように川をきれいにしておいてね」
全員で記念撮影
全員で記念撮影
終了後、PTAの役員さんたちが作って下さったお汁粉をみんなでいただきました
終了後、PTAの役員さんたちが作って下さったお汁粉をみんなでいただきました
岩手県山田町は、東日本大震災で甚大な被害を受けました。
今年は鮭の放流を見合わせる団体も多かった中、あきらめずに連絡を取り続けたそうです。
この思いが山田町の皆さんに届き、「よし!また頑張ろう!」と卵を分けて下さいました。

稚魚が中川に帰って来るまで4年ほどかかります。
しかし、それは綺麗な川であることが条件です。
鮭が戻って来られように、子どもたちには川を守り、愛してもらいたいと主催者の皆さんは願っています。
昨年の様子はこちら<鮭の放流会2011