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よしかわ便り

さつき・花しょうぶ展

2011年5月22日 さつき・花しょうぶ展を取材して来ました。

市の花「さつき」

「吉川さつき会」は保・吉川・川藤のさつき愛好会の方々が集まった団体です。市の商工課の協力を得ながら毎年開催する「さつき展」は今年で第16回になり、その腕前を市民のみなさんに披露しています。2年苗木から育てた競技花の部をはじめ、盆養・銘花・小品・中品・銘木の部など、各部門に分かれて審査されていました。日頃は消毒や剪定、特に夏場は朝晩2回の水やり等、根気のいる手入れが必要ですが、花が終わった後も葉の緑を楽しむ事が出来ます。チャリティーコーナーでは小物の即売もありました。
『銘花の部』準優勝の山崎花子さんと受賞作品
『銘花の部』準優勝の山崎花子さんと受賞作品
『競技花の部』市議会議長賞受賞作品
『競技花の部』市議会議長賞受賞作品

市の特産品「花しょうぶ」

市内の栽培農家の方が出荷されています。
吉川の代表的な品種は「初霜」。白い大輪の花と、ぴーんと張った葉が特徴で、その品質は日本一と言われています。
大正末期、豊田助次郎さんが伊豆のしょうぶ園を訪れた時に、花しょうぶが水温20度、温泉との混合水で栽培されているのを知り、水温24度になる三輪野江地区の豊かな湧き水を利用して栽培したのが始まりだそうです。
1986年の東京サミットや、イギリスダイアナ妃の訪日の際には、会場が吉川産の花しょうぶ3000本で飾られました。
端午の節句の花として昔から親しまれていましたが、昭和46年にハウス栽培を導入し、4月中旬から6月中旬まで長期出荷できるようになったそうです。
展示会で目の前にした花しょうぶは、圧巻でした。なにか近寄りがたい、凛とした姿で誇らしげです。長身の私がカメラを頭上に掲げないと花の部分が撮影できないほど、高さもありました。
クールな外見ですが、温水で育つとは、意外な発見でした。