地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、吉川の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

吉川の地域情報サイト「まいぷれ」

よしかわ便り

吉川八坂祭り(2011年7月)

吉川八坂祭りを取材して来ました(2011年7月17日)

お祭りの実行部隊は各地区に設けられた「詰所」に集合します。
ここは、野尻地区の詰所です
ここは、野尻地区の詰所です
赤いタスキは世話役の「行事さん」。<br>写真は、上河岸の行事さんです。
赤いタスキは世話役の「行事さん」。
写真は、上河岸の行事さんです。
詰所近くには、出番を待ちわびる御神輿と山車。
下の写真は上町の御神輿と山車です。

祭り半纏(はんてん)を着ている若い衆(青年部)が神輿を担ぎます。
下河岸の担ぎ手
下河岸の担ぎ手
下町の担ぎ手
下町の担ぎ手
栄町1区の担ぎ手
栄町1区の担ぎ手
各地区によって半纏(はんてん)の色が違います。
神輿を先導する「高張り」を持たせてもらえるのは、小学校高学年の子どもたち。
小さい頃から山車を引き、高張りを持つことに憧れています。
「高張り持ち」になると、初めて半纏(はんてん)を着させてもらえます。
神輿が町を練り歩くと、「差せよ!差せ!差せ!」の声が聞こえます。
「差す」とは、神輿を放り投げる吉川八坂祭りの見せ場です。

数百キロ~1トンの神輿を手で支え、放り投げて又手で受け止めます。
『差す』のはその大変なことを敢えてやり、観客を喜ばせるための担ぎ手の心意気なのです。

また、重い神輿を肩に担いだ担ぎ手が、「疲れた!」という意味もあり、ここで甚句が変わります。
「差せよ差せ差せ 差さずにゃおれぬ 差せば神輿が軽くなる
神輿を頭上高く持ち上げることで、肩の負担がなくなり、「神輿が軽くなる」というわけです。


神輿を放り投げている動画は↓こちら
動画deよしかわ「八坂祭り2011」

芳川神社境内の神輿
芳川神社境内の神輿
150年以上、昔の神輿です
150年以上、昔の神輿です
上の写真は、芳川神社境内にある、八坂神社に奉納されている神輿です。

この神輿は嘉永6年(1853年)に作られ、以来この神輿を町内で担いでいましたが、
老朽化したため、現在は各町会で神輿を作って奉納しています。


神輿の上の鳳凰が稲をくわえています。
各地区の神輿にも鳳凰がいます。

上町の鳳凰
上町の鳳凰
上河岸の鳳凰
上河岸の鳳凰
下の写真は、江戸時代に使っていた、獅子頭。
左右でお顔が違います。

吉川の市民は、地元吉川が大好き。
400年の伝統をもつ、この八坂祭りのような伝統行事で、
地元を愛する市民が結束しているのではないかな?

小さい頃から大人に交じって、神輿担ぎに憧れて育つ子供たち。
地元愛はここから育っているのだと感じた取材でした。

神輿を担ぐ時に歌われる「吉川甚句」については下記をご覧ください。
吉川八坂祭り「吉川甚句」


神輿を放り投げている動画は↓こちら
動画deよしかわ「八坂祭り2011」