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よしかわ便り

初心者弓道教室

吉川市弓道連盟「一心館」の初心者弓道教室を取材してきました。

吉川市弓道連盟「一心館」の初心者弓道教室を取材してきました。

吉川市弓道連盟「一心館」の初心者弓道教室を取材してきました。
吉川市川藤の弓道連盟「一心館」の弓道場を訪れました。
ここは、武輝神社の宮司、鈴木守館長を始めとする8人の有志の皆さんによって建てられた私設の弓道場です。
今までに数百人の門下生が巣立って行きました。
教士六段 滝上三郎副館長を始め、会員は28名(平成22年4月現在)。
10代から70代まで幅広い年代層のメンバーが、日々弓道の練習に励んでおられます。全日本弓道連盟、埼玉県弓道連盟、県南支部に所属し、射会や各種大会へも活発に参加しています。
この一心館で、毎年7月に行われるのが「初心者弓道教室」です。
週3回の10回コース。初心者の皆さんも弓を射ることが出来るようになった最終日近くにお邪魔して来ました。
弓道は、ただ弓を射るのではありません。基本は「射法八節」という8つの動作を一つの乱れもなく通していくことです。まずは、先生方に見本を見せていただきました。
正式な試合の時には5人並びます。
一連の動作が、一人目、二人目、三人目と流れるように進んで行きます。
3人の呼吸の長さまで同じように、狂いなく動作が流れて行くのには驚きました。
人間は普段、「体」も「顔」も正面を向いて動作をしていますが、弓道では「体」と「顔」の向きが違います。
そして、左手は弓を「押す」動作、右手は弦を「引く」動作。
左右がまったく逆のことを、体の向きと違う方向を向いて行うのです。
知れば知るほど奥の深い、修行の場なのだと感じました。
副館長の滝上三郎さんは、「人生に迷った時は、弓が教えてくれる」とおっしゃいます。
ここ数年は女性や、外国の方たちも弓道をたしなむ人が増えてきたそうです。
初心者教室に通った生徒さんたちも、そのまま弓道を続け、来年の年明けには初段を目指す方も多いようです。

↓↓初心者弓道教室の様子↓↓
弓道場では、初心者の方のために道具も貸してもらえるので、初めから全てを揃える必要はありませんが、この「弽(かけ)」と呼ばれるグローブのようなものは他の人と共有できません。
一人に一つ。「かけがえのない」の「かけ」はこの道具から生まれた言葉です。
一心館は私設の弓道場ですので、道場の運営や管理はすべて会員さんの手によって行われているそうです。
和気藹々としたアットホームな雰囲気のもと自主的な活動が行われています。
しかし、近隣の市と同様に吉川市にもこのような伝統武芸を守る、公立の弓道場ができることを願ってしまいました。


↓↓先生方のお手本を動画でご覧ください↓↓